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2010年2月 6日 (土)

私のバイク遍歴(22) CB750FA

記事にすると、合格してから、ここまで長い時間watchが経過しているようだが、まだ3時間しか経っていない。

Nと一緒に、すぐになじみのバイク屋に着いた。ホークを買った店ではなかったが、ここは近隣では比較的大きく、4つのメーカーの新車bicycleと中古車bicycleを扱っていた。
大概のバイク屋は、表は明るく綺麗shineだが、奥には薄暗くオイルの臭いのする倉庫があって、中古車がずらりと並んでいる。Nは、すぐに奥の倉庫に入って行って隅々までガン見eyeimpactを始めた。何をしているかは聞くまでもないことだった。

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写真は夢店

そうこうしていると、社長夫人が、白地に花柄のスカート姿で出てきた。しょっちゅう来ていたので、すっかり顔なじみになっていた。

「とうとう受かったんですよscissors
「あら、おめでとう。いいタイミングだわ。昨日、とってもいいのが1台入ったの。奥にきれいなshineCB750Fがあるから、見て。40代の方が大事に乗っていたそうだから、お勧めよ。値段は○○万円、安いでしょう」

(40代でもバイクに乗るのか)と思いながら見ると、倉庫にも入らず、工場の入り口にシルバーのFAが1台置かれていた。聞けば、その方は乗り換えるために昨日乗ってきたのが、そのまま置いてあるのだそうだ。

Img_8746
写真はHONDA COLLECTION HALL

走行距離は約3,000km、確かに美麗品だった。
許可を得てまたがってみた。ホークⅡと比較して前傾がきついが、まずメーターが目に入った。文字盤は見やすく、スポーティーな印象を与える縦横の白線、針もシンプルでいい感じだった。それからジュラルミン製のセパハン、左グリップのチョークレバー。視線を下に向けると、タンクが長く、左右からDOHCヘッドがはみ出ていた。4気筒の証sign03 隅々まで見ても、コケた跡はない。エンジンガード末端のメッキもきれいで、立ちゴケの跡も皆無だった。

「エンジンかけてみる?」
「はい」
セルを押してみると、『バオdash』という音とともにエンジンが回った。ちょっとアクセルを動かすと、針が踊った。そのレスポンスは、360度クランク、6バルブ、398ccのホークⅡとは次元が違う世界だった。
流麗なスタイル、400と比べて圧倒的に大きいエンジン、4本のエキパイ、ダブルディスク、何もかもが素晴らしく私を魅了した。ヘッドライトはこのFAからハロゲンランプflairになっており、リアウインカーステーもFZほど出っ張っていない。
余談だが、ホークの音が「バブバブ」なら、Fの音は「バオバオ」であって、それはお世辞にも良い音とは言えなかった。SBは何だろう、「ボンボン」か「ボボボ」か。

3面を壁に囲まれた工場の中で、DOHC4気筒16バルブ、748ccのエンジンがあたりの空気を震わせて回っていた。
(これでもいいかも・・・) 買うと言えば、本当に乗れる。それは、頭がくらくらするような感覚だった。

とその時、後ろで見ていた奥様は脇に来て、私の心を見透かすように言ったkissmark
「○○万円よ。こんなにきれいでこんなに安いのは滅多にないから、今買わないと、すぐ売れてしまうわよ」
視界の片隅で、スカートがひらりとした。
(そんな、今すぐ決めろってかwobbly・・・)
頭の中で、CB750fourやZ750FXや親の顔が浮かんで、消えていった。

アイドリングで針が小刻みに揺れるのが気になったが、他に、傷、錆、オイル漏れ、ベアリングのガタなどの気になる箇所は何もなかった。確かに、これだけの綺麗さと走行距離で、その価格は安いと言えた。ホークⅡの下取り額も、およそは聞いてあった。

「・・・買います」
「はい、ありがとうございますhappy01

「何だよ、カダナじゃねえのかよ」 orz
Nは脇で会話を聞いていたが、まだそう言っていた。そんなに欲しいなら、自分で免許取って買えばよいのだ。私は無視した。
あとは納車までの手続きがあるので、Nは先に帰ることになった。諦めたとみえ、「本当に買っちまったんだな。じゃ、俺は先に行ってるから」と冷静な言葉を発し、白煙を上げて帰っていった。

こうして、合格からわずか3時間で、良いCB750FAに巡り会えた。
こいつとはその後2年あまりつきあったが、ほとんどトラブルなく、2万キロを走った。忘れがたいバイクである。

続く・・・

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コメント

すご~い。
即決ですかぁ~!!
自分だったら、どうかな~、悩むかも??
でも、いいの見つけたらやっぱり決めちゃうかな??
しかし、3時間か.............、
若いって.....、いいなぁ.......。

投稿: おくさん | 2010年2月 6日 (土) 08時43分

おくさん、こんばんは、
はい、3時間で決めました。「ビビビ」と来たんです(って古いですね)。

若いっていいですね。この頃に戻って、人生やり直したいです(え?)。

投稿: いちご | 2010年2月 6日 (土) 21時29分

Fって今見てもかっこいいですよね!

バリバリ伝説を見て、欲しかった自分を思い出しました。

どっか中古売っていないかな~
手が届かない価格でしょうが・・・(笑)

投稿: わら | 2010年2月 7日 (日) 14時33分

わらさん、おばんです。
バリ伝は、私がFに乗っていたのと丁度同時期です。私はFAでしたが。

今は中古相場も高いようですね。私が買った値段は、たぶん今の半分ぐらいと思います。

投稿: いちご | 2010年2月 8日 (月) 22時26分

偶然立ち寄りました。
私も平成元年に限定解除をとり最初に乗った大型車がCB750FAでした。当時確か15万位
隣の10万のCB750K4と迷ったのですが、こちらは車検ナシで当時は1年車検で総額が20万程
と言うのであきらめました。それまで乗っていたのがRD125かなんかだったと思います。

その当時のいわゆる「レプリカ」には走行性能では全く相手にならない代物
勝ってるのは、重さと750CCという排気量。限定解除がないと乗れないと
いう変な優越感だけでしたね。中型免許で中型にはまったく乗った事がない
状態でした。白煙だらけの125で足しげく試験場通いをしておりました。

投稿: T | 2010年4月 8日 (木) 19時23分

Tさん、初めまして。コメントありがとうございます。
FとK4と迷ったのは、近いものがありますね。
平成元年というと、私のほうがちょっと早いですが、確かに中型のレプリカには適いませんでした。が、優越感は大きかったですね。

ところで、お住まいは近いのでしょうか。今もバイクに乗っておられるのでしょうか。であれば、どこかで会えるといいなと思います。

また見て下さいね。

投稿: いちご | 2010年4月 8日 (木) 22時49分

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