オーリアコンブのカノン
古い記事「夜の停車駅」にresをして、30年ぐらい前、よく聞いていたカノン ルイ・オーリアコンブ指揮/トゥールーズ室内管弦楽団によるパッヘルベルのカノン を思い出しました。
それは、学生時代にFM放送を何気なく録音したカセットテープに入っていました。
有名な曲ですが、その演奏は一度聞いただけで明らかに違っているのが分かりました。あの聞きなれたフレーズが、あとからあとから絶え間なく押し寄せてきたのです。
でも、いつかテープはなくなってしまいました。部屋や車に持ち運びしている間に、どこかに行ってしまったのでしょう。・・・・・とても気に入っていたのに。
それから、約30年が経ちました。
私はおっさんになりましたが、同時に社会も進歩しました。秋葉原で捜してもなくて、Amazon.co.jpでも見つからなかったのに、それは何気なく見た米国のAmazon.comにありました。拙い英語力でWebを読み、不安まじりにポチっと。
送料込みで747円。 今日届いたので、すぐにかけてみました。
おぉ、これです。 30年ぶりに私の元に戻ってきた、オーリアコンブのカノン。 言葉がありません・・・。音楽って、何て素晴らしいんでしょう・・・。
すると、同じ演奏はYOUTUBEにもありました。拝借してしまいましょう。これが、そのカノンです。
有名な曲ですが、この演奏は、あなたが知っているカノンとはちょっと違うはずです。絶え間なく押し寄せてくる、あのフレーズ。媚びることのない本当の輝き。
しかし、この世界遺産級の演奏と指揮者の名は、歴史に埋もれようとしています。誠に残念なことです。
興味のある方はどうぞ。特に1分33秒あたりから4分13秒ぐらいまでの間は、無の境地でぢっと聞き入るのみ。
訳の分からない音楽があふれる世の中で、こんな演奏を聴けるとは、何て有り難いことでしょう。CDには、フレンチテイストの「アイネ・クライネ・・・」も入っています。これからまた、洋酒を飲みながら聞いてみましょう。
旋律が心に沁みいりそうです。
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コメント
おはよう御座います。・・昨日仕事で帰宅が23:30でした( ̄Д ̄;;
カノン 久しぶりに聴きました。
「ルイ・オーリアコンブ指揮/トゥールーズ室内管弦楽団」 は初めて聴きました。
輸入盤 秋葉にも無いですかね?
ピノック/イングリッシュ・コンサート
少しテンポの速いホグウッド盤
これくらいしか知らないでした。
>洋酒を飲みながら聞いてみましょう。 旋律が心に沁みいりそうです。
オットマンテェアーにブランデー片手に聴き入る いちごさんが想像されます。
至福の時間ですね。
投稿: kamosika | 2012年2月18日 (土) 09時19分
なくなってしまったカセットテープ。何本あることでしょうか。。
私が印象的に覚えているのは、Tスクウェアの楽曲がA面の途中で来れてしまっており、私の中ではそこで完結してしまっていました。
最近になって借りたCDに、その一曲が入っており、初めて最後まで聞く事が出来たのですが、やはり私の中では尻切れとんぼのその一曲のままの方が自然に思えてしまうんです。長々と失礼しました。
youtubeで聴くと音が悪いでしょうから、申し訳ないですが、聴かないことにしておきます…。
変わりに、是非お手元の一作をお借りしたいです。
聴いてみたいです。
追記:まりこコメント、私のところにも来ました…
投稿: ヨウ | 2012年2月18日 (土) 09時25分
kamosikaさん、お仕事お疲れさまです。
>「ルイ・オーリアコンブ指揮/トゥールーズ室内管弦楽団」 は初めて聴きました。
これは、とてもレアな演奏です。秋葉をくまなく捜せばあると思います。
ピノックは、ヘンデルの「水上の音楽」をたまに聞いてます。溌剌とした若々しい演奏ですね。
ホグウッド盤は聞いたことありませんが、古楽器の演奏で、一時期ブームになった記憶があります。
>オットマンテェアーにブランデー片手に聴き入る いちごさんが想像されます。
いや、コタツでウイスキーです(笑)。
至福のひとときです。これで昼間バイクに乗れば、動と静の対比がいいのです。
投稿: いちご | 2012年2月18日 (土) 20時13分
ヨウ君、おばんです。
カセットテープを知ってますか。てっきり知らない世代かと。
>Tスクウェアの楽曲がA面の途中で来れてしまっており、私の中ではそこで完結
これはTスクエアの演奏したカノンですか。聞いたことはありません。
>youtubeで聴くと音が悪いでしょうから、申し訳ないですが、聴かないことにしておきます…。
これはそうでもないです。ステレオになってますし。
>是非お手元の一作をお借りしたいです。
コメントか、某SNSでメアド送ってくれれば、カノンだけ、MP3ファイルででも送りますよ。
今度会ったときにCDRさし上げてもよいですが。
投稿: いちご | 2012年2月18日 (土) 20時16分
いちごさん
カセットは中学まで使ってました。その後MDになり、MP3へと移行して行きました。あの擦り切れて行ったり、サラサラとノイズが入る感じは、CDから入った若者には理解できないんでしょうねぇ。
カノンはスクウェアではないですよ、カセットの話題だったので、関係のない昔話です。お耳汚しすみません。
では、次回お会いした時に。ファイル化して送っちゃうのは多分法的にまずいはず…それに、お会いした方がバイクも楽しめますしね。
投稿: ヨウ | 2012年2月18日 (土) 22時08分
こんにちは。
SevenFiftyです。
>ルイ・オーリアコンブ指揮/トゥールーズ室内管弦楽団
これは懐かしいです。
わたしもこの組み合わせの楽曲はしこたま聞きました。
今は廉価版のCDで購入できますが、当時は輸入盤か高い国内盤でしたね。
ルイ・オーリアコンブが70年代後半から活動が少なくなって、80年代に亡くなってからは楽団の音楽も聞かなくなりました。
投稿: SevenFifty | 2012年2月19日 (日) 14時26分
ヨウ君、テープはそういうことでしたか。
それと、CDも了解しました。
まりこコメント見ましたよ。メアドまで書いてあって、どう見ても???ですね。
投稿: いちご | 2012年2月19日 (日) 16時15分
SevenFiftyさん、こんにちは。
さすが、ご存知でしたか。凄いです。
今この指揮者のCDは、廉価版でも滅多に見かけません。輸入盤でたまにあるぐらいです。
いやぁ、恐れ入りました。
投稿: いちご | 2012年2月19日 (日) 16時19分