終わったはずのバイク遍歴だが、おくさんのところでカブの記事を見ていたら、初めて白バイ隊員に止められたときのことを思い出した。そこで、「バイク遍歴」第61回(笑)。
それは、私がまだ17才の、春
の日の午後だった。
日曜日、50ccのカブに乗って県庁所在地にある免許試験場に行った。何の用だったかは忘れてしまったが、帰り道も、来たときのように、国道6号線の片側2車線バイパスを、アクセル全開で走った。それは、1日でも早く大型に乗りたいと切望する原付小僧が、スーパーカブに鞭
をくれて前傾姿勢で走っている図
だ。
カブに乗ったことのある方なら分かると思うが、全開にすると、ミラーがブレて全く見えない。それでもバイパスだから、他の車はもっと速い。一番左の車線を、遠慮しながら、しかし全開で走っていた。エンジンはやかましくて、他の車の音はまるで聞こえない。
がふと、妙な胸騒ぎがした。(思わず飛ばしたくなるこの道、俺が乗っているのは50ccバイク、制限速は30km/hだが今のスピードは・・・。ひょっとしてこんな時に・・・)
そう思い、右手は全開のまま、左手でミラー先端を押さえて画像のブレを止めると、そこには追尾してきた白バイが2mぐらい後ろにいて、大写しで見えたのであった。
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