高速道路の怪

高速を走ると、いつも奇妙なことに気づきます。

「3車線の高速道路では、一番左の車線が妙に空いている」ということです。

理由は、漠然と真ん中を走る人が多いからだと思います。
皆が中央車線を走ると、混雑してきます。普通の感覚のドライバーがそこを走る。左からは追い越すわけにいきません。右は右で、その遅い車を追い越そうとしている車が数珠つなぎになっています。

そしてさらに、速くないのに追越車線にふたをする車がいると、そこで車列はだんご状態となります。3車線の意味は、そこでなくなってしまいます。
これらの原因は何でしょうか。だらだらと走っている車が多いから、ルール無視・・・Webでもいろいろ書かれてといますが・・・

端的に言えば、他者に対する想像力の欠如　ではないかと思います。

これは、思いやりとはちょっと違います。思いやりの根底には愛情があります。しかし想像力の欠如とは、自分がその場面で何をすべきか、自分がどうしたら周りはどう影響を受けるか、それを考えようとしないことで、思いやり以前の問題です。
一般道の右折でも、道路中央でウインカーを上げて止まったり、車体を斜めにして止まって後ろにふたをしてしまう車がたくさんいます。でも気づかない・・・。

これらは一例ですが、このような、他者に対する想像力の欠如を目にすると、イライラします。まあ自分も、どこかではそんなことになっているのだろうけど・・・

（奴にもうちょっと想像力があったなら、周りの大勢がこんな不快な思いをしなくても済むのに・・・）

というのを目にすると、腹立たしいやら残念やら、そのわずかな欠如で、皆が腸わたを煮やしカッカしているのが、何ともやりきれないのでございます。

明日はどこか行けるかな。　　上の2枚は6月に撮ったものです。