昭和の風景-1
大子町の「いちよう」の続きです。いちよう = 一葉 かと思っていましたが、「いちょう(銀杏)」なのですね。
昔懐かし、昭和の風景をたくさん見ることができました。まずは電球から。
いろり上部には、2つの電球がありました。
よく見ると、コンパクト蛍光灯のようです。でも傘といい、その上に積もった灰といい、囲炉裏のある家ならではの風情があります。
昔の実家には、確かにこんなのがありました。
これは、アルコールか油を入れて灯すのだと思います。今でも山小屋にありそうです。
次に、その電球を点灯させるための電線です。昔の家は、梁(はり)がむき出しで、そこには、こんなふうに配線がついていました。
煤けているのは、薪を燃やした煙のためです。
そのアップ
全体像
天井には煙抜き穴があります。
でも、こういう家での生活は快適ではありません。
夏は涼しいですが、冬は隙間風が吹いて、それはそれは寒いです。そしてネズミがいますから、それを追ってヘビがやってきます。たまに、ドサリと落ちて来るんですよね。びっくりします。
裏庭には、つるべが見えました。
つるべ=釣瓶で、ググってみると、『滑車を利用した縄や釣瓶竿につり下げられた容器』を言うのだそうです。まぁ、今の若い人は見たことがないでしょうな(こんな表現をする自分が嫌だ)。
上水道が普及する前は、家々に地中深く掘った井戸があって、そこへ桶を投げて、水を汲んだわけです。
そこから進化したのが手押しポンプです。
画像はWebから拝借しました
ポンプ吐出口には手ぬぐいが巻いてあって、(一応)ごみなどを漉します。小さい子は非力ですが、勢いよく水を汲み上げて、(大人並に)その手ぬぐいをパンパンにしようと踏ん張るのですよ。
それが7月末頃なら、井戸の脇に置いた金属製の盥(たらい)には、スイカやキュウリが冷えているわけですね。
あぁ 、 懐かしい。
と、画像はまだあるのですが、記事が長くなるので、それらは次回と致します。きっとこの内容って、アラフィフ世代でないと面白くないに違いありません(汗)。
続く・・・
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- フロアジャッキ購入(2019.11.11)
- ワールドカップ男子バレーが面白い(2019.10.13)
- あの作家のファンはいい加減諦めたらどうか(2019.10.10)
- Video on Demand はとても便利!(2019.09.27)
- 「おわら風の盆」を見てきました(2019.09.02)
「ツーリング」カテゴリの記事
- 寒くなる前の能登ツー(2019.11.04)
- 七尾城趾ツー(2019.10.20)
- 庄川沿いツーリング(2019.09.07)
- 真夏の松本ツーリング(2019.09.01)
- またまた能登ツー(2019.07.24)
コメント
こんばんは。
SevenFiftyです。
古民家は日本の原風景を感じます。
わたしも「勝手に古民家訪問ツーリング」では、見せて頂くこともありますが、快適に生活しやすいように内部がリフォームされています。
囲炉裏はお目にかかれませが、煤けた太い梁は見ることができます。
>まぁ、今の若い人は見たことがないでしょうな
地方育ちのおっさんなので普通に見たことがありますよ。
さすがに吊り下げ手水は無いかなぁ。
投稿: SevenFifty | 2013年3月20日 (水) 20時22分
SevenFiftyさん、コメントありがとうございます。
>勝手に古民家訪問ツーリング
これ、いいですね。私もやってみたいです。
>地方育ちのおっさんなので普通に見たことがありますよ
おっさんなら見たことはあるでしょう(失礼)。ただ、今の30代以下の方は、あまりなじみがないでしょうな。
釣瓶は絶滅危惧種ですが、「蚊帳」はたぶん、絶滅してしまいましたね。
投稿: いちご | 2013年3月20日 (水) 20時36分
こんばんは!
釣瓶は知りませんが、手押しポンプは知っています。
なんだか懐かしいですね・・・電線有りました。
蚊帳も懐かしい。アラフィフなので全部分かる自分が少し
寂しい?
投稿: わら | 2013年3月20日 (水) 21時57分
おばんです。
いやぁ~、懐かしいもの見せていただきました。
今は違いますが、以前、母の実家で叔父が囲炉裏の傍らで
パイプ煙草の火をつけるのに、焼けた炭を押し付けて
ましたね。火箸棒を使ってました。(^^;
また、実家へ行ってみたくなりました。(^^)
投稿: 風まかせ | 2013年3月20日 (水) 22時21分
こんばんは。
こういう古い佇まいは、なぜか心をおちつかせてくれます。
おそらく、実家がこれに近い雰囲気を持っていたからかもしれませんが、、、(電線は同じのがあります)
ほんと、落ち着きますね。。。 イメージは、夏、風鈴、扇風機、そよ風、そして、そうめん、スイカといったところでしょうか?(笑)
投稿: やんべ | 2013年3月20日 (水) 23時03分
能登半島の先に、ランプの宿という旅館があるのですが、
その名の通り、部屋のあかりはランプだけでしたね~。
この前テレビにでてて、高級旅館になってた~(^^;)
もう、ランプじゃないんでしょうね。
なんかさびしいです。
投稿: おくさん | 2013年3月21日 (木) 21時15分
あれ・・・メインのそばはこれからですか?
最近,人のブログを見て自分の行き先を決めている次第です。
まるで,パクリのどこかの国のようです(^^ゞ
投稿: koara | 2013年3月21日 (木) 22時45分
わらさん、おばんです。
手押しポンプ、むき出しの電線、蚊帳・・・
まぁ世代が同じですから、知ってますよね(笑)。
これを誇りとしましょう。
投稿: いちご | 2013年3月22日 (金) 21時53分
風まかせさん、おばんです。
懐かしいとはよかったです。
>母の実家で叔父が囲炉裏の傍らでパイプ煙草の火をつけるのに、焼けた炭を押し付けて
火鉢というものもありましたね。
寒い日はそれを両手で抱え・・・
やぁ、古い時代の話です(笑)。
投稿: いちご | 2013年3月22日 (金) 21時57分
やんべさん、おばんです。
やんべさんもそうでしたか。
>イメージは、夏、風鈴、扇風機、そよ風、そして、そうめん、スイカといったところでしょうか
まさに、その通り! こういう写真を撮ってみたくなりました。
投稿: いちご | 2013年3月22日 (金) 22時00分
おくさん、こんばんは。
>能登半島の先に、ランプの宿という旅館があるのですが、
>その名の通り、部屋のあかりはランプだけでしたね~。
行ってみたいですね。
私の実家でそうしてみればいいのか。が、あらぬ影を見そうな気がします(怖)。
高級旅館になってたら、ランプじゃないかもしれませんね。
人がたくさんいれば怖くないか。
投稿: いちご | 2013年3月22日 (金) 22時02分
koaraさん、おばんです。
メインのそばは、前記事で書いてあります。( ̄Д ̄;;
>まるで,パクリのどこかの国のようです(^^
あの国は困ったものですね。モラルは地の底、それで妙な誇りばかりで・・・。
投稿: いちご | 2013年3月22日 (金) 22時05分