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2013年4月21日 (日)

姫神

(初代)姫神=星吉昭。
日本のシンセサイザー奏者で宮城県出身、岩手県に活動拠点を置き、2004年没、平泉毛越寺で葬儀。
最近あまり名前を聞きませんし、知っている方は多くないかもしれません。

きのこ山で、西に沈む夕陽を眺めながら、私はiPodで姫神の「大地燃ゆ」を繰り返し聞いていました。曲名どおり、荘厳な夕暮れにぴったりな曲です。

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チャイコフスキーやドボルザークも夕陽にはいいですが、姫神もそれらに劣らぬものがあります。

宮城県出身だからなのか、作品に「奥の細道」や「遠野」があるから頭に刷り込まれているのか、彼の音楽からは日本の風土や情緒、それも雪の冷たさとか、遠野地方の河童渕に生える苔の色つやなどを感じます。

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目に残像を残しながら沈んでゆく日輪を眺めていると、遠野、奥州藤原氏、座敷童子などの言葉が浮かんでは消えてゆきました。日本人はどこからやってきたのかなんてことも考えながら。

そのメロディーは日本の歴史や伝統というよりは、古代から続く美しい国土(まほろば)が奏でる音楽のようでもあります。

いつの日か、姫神の音楽を聴きながら遠野地方をbicycle訪ねてみたいものです。

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姫神といえば、5年前の夏、吉野ヶ里遺跡を歩いていたら、突然頭の中で「風、大循環に」が鳴りだしたことがありました。

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評論家小林秀雄氏の著作「モオツァルト」のにもそんなくだりがありました。
『僕の乱脈な放浪時代の或る冬の夜、大阪の道頓堀をうろついていた時、突然、このト短調シンフォニイの有名なテエマが頭の中で鳴ったのである。』

さて、冒頭で夕陽を眺めながら聴いた「大地燃ゆ」とは、こんな曲です。YOUTUBEから拝借しました。

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コメント

姫神 初めて知りました。

140キロでCBを操りながらこんな曲を聴いているライダーは他には居ないと思います。


小林秀雄氏の著作「モオツァルト」 読み直さなくちゃ

投稿: かもしか | 2013年4月23日 (火) 20時34分

かもしかさん、おばんです。
140キロの根拠が分かりませんが、姫神はあまり知られていないようですね。

モオツァルト、齢をとるごとに味わいが深くなるかもしれません。
私も2度目読んでみようかな(笑)。

投稿: いちご | 2013年4月24日 (水) 19時09分

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