3冊の「春の雪」
三島由紀夫著、「春の雪」の3冊目を買ってきました(写真の一番右)。
すでに2冊あるのに何故買ったか。それは、新たな気分で読み直すためです。
~ 決して叶わぬ、禁じられた恋の物語 ~
一言で言うと、こんなところでしょうか。19才で初めて読んでから今に至るまで、これを超える小説には未だ出会っていません。否、今後もたぶんないだろうと思います。
これは、最初から最後まで、日本語という言葉の美しさを最大限に生かした小説でもあります。日本の美、日本文化の美、美しさと儚さと・・・日本に生まれてよかったと思える1冊です。
19才で買ったのは、上の写真真ん中の薄汚れた文庫本です。
そして、確か30才の頃だったか、左にあるハードカバーのを古本屋で購入しました。
以来、たまにあちこちパートを読み返してきました。さすがにウン十年経った文庫本は、変色も激しく、ヤレています。
ハードカバーのは文語で書かれてゐるので、今となつてはさすがに讀みにくいです。
○○才になった今、この小説は、自分の目にどのように映るのでしょうか、とても楽しみです(無駄なことしている気もしますが、古本で105円だったし、まあいいでしょ)。
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コメント
何だか、いちごさんの本紹介はすごく説得力がありますね
恥ずかしながらまだ読んだことがないんですけど、
是非とも読んでみたくなりました(^^)
投稿: ウシ子 | 2013年9月19日 (木) 00時37分
ウシ子さん、コメントありがとうございます。
これを読んだのは、19才のとき、梶原しげるというアナウンサーがラジオで、絶対のお勧めだと話していたのがきっかけです。
ウシ子さんの娘さんにも推薦しますよ(笑)。
投稿: いちご | 2013年9月19日 (木) 18時11分