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2014年8月20日 (水)

ちょっといい怪談話

毎日暑いですね。もう、こんな話をする時期は過ぎてしまいましたが、以前のブログで書いた怪談話を再掲しましょう。そのブログは、大雑把な性格ゆえにバックアップも取らないまま、丸ごと削除されてしまいましたので。

 
この話は、今を遡ること30年以上前、私が伯母(父の姉)から直接聞いた話です。なので、本当の話であります。
 
 
では、伯母さんの口調で・・・
 
 
あれは、私の夫が病院で亡くなったときのこと。
あの人(夫)は、もうしばらく入院していて、先生からは、いつ体調が変化するか分からないから、いつでも駆けつけられるようにしておいてって言われていたわ。
 
そんなある日、わたしが夜遅く一人でテレビを見ていたら、玄関のドアが開いて、あの人が帰ってきたのよ。一人でずっと心細い夜を過ごしていたから、そりゃもう、びっくりしたわ。
 
「あら、あなた、こんな夜にどうしたの?」
「どうしたのって、良くなったから帰ってきたんだ」
「だって、先生からは随分悪いって聞いていたのに」
「悪いもなにも、俺はこうして帰ってきたんだ。良くなったんだよ」
「玄関はどうやって開けたの?」
「入院するときに鍵を持っていったんだ」
 
 
おかしいわねぇ、不思議なこともあるんだわねぇって思ったのよ。いつ危篤になるか分からない人が、夜中に一人で帰って来たんだから。それで、わたしも言ったのよ。
 
「そんなこと言って、あなたお化けなんじゃないの? 足、ついてるの?」
「何を馬鹿なこと言ってるんだ、お前は。ほら、足ついてるだろう」
 
そう言われてみたら、本当に足はあるのよね。不思議なんだけど、わたしはちょっとうれしくなったのよ。
 
 
 
「じゃあ、お茶でもいれますね」
 
そう言ってお茶を入れようとしたら、私の後ろにある電話が鳴ったの。
 
「病院です。ご主人が危篤ですから、ご家族の方はすぐ来てください」
「えっ、そんなはずはありませんわ。だって主人は今ここに・・・・・」
 
そう言って振り向いたら、もう、あの人はいなかった。
 
 
そう、夢だったのよ。
あの人が来たのは夢で、わたしは寝ていて、病院からの電話で起こされたの。深夜だったけど、子供たちに大急ぎで連絡して、皆で駆けつけてまもなく、あの人は息を引き取ったわ。
亡くなる直前は、さぞ無我夢中だったでしょうに、わたしの夢に出てきて、呼んだのよね。18で結婚したから、夫婦も50年近く連れ添っていると、こんなこともあるのよね・・・・・。
 
 
これは、実話です。
この話を聞いたとき、私はまだ独身でしたが、こんな夫婦っていいなと思ったものでした。
似たような話を知っている方、います?

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写真は本文とは関係ありません。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

家族って
一緒に笑い、悩み、苦しんだ時間が寄り深くキズナを作ってゆくのでしょうね。

ちょっといい怪談(快談) 話ですね。

投稿: かもしか | 2014年8月21日 (木) 22時32分

こんにちは。
SevenFiftyです。

URLはわたしが最近目にした携帯にまつわるちょっといい怪談話です。
タイトルは『なぜ!? 鳴るはずがないガラケーが深夜に発した警報、その理由とは』です。
携帯がらみの怪談話は、それこそ都市伝説のようなシロモノなど色々ありますね。

投稿: SevenFifty | 2014年8月23日 (土) 14時37分

>かもしかさん
まさにその通りです。が、うちではこんなことはないような・・・(汗)。

>SevenFiftyさん
URL拝見しました。妙な話ですね。都市伝説といえば、やはり「口裂け女」とか「白いソアラ」でしょうか・・・。

投稿: いちご | 2014年8月24日 (日) 19時56分

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