茨響コンサート@水戸芸術館
水戸芸術館で行われた茨城交響楽団のコンサートに行ってきました。先週同じ場所へ行ったのは、このチケット
を取るためだったわけです。
さて今日の演奏項目は、次のとおりです。
モーツァルト:歌劇〈コシ・ファン・トゥッテ〉K.588 序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
席は自由席です。開場30分前の13時ぐらいに並び、難なく前から8列目のやや左寄りをGETしました。ここならピアニストの指先もよく見えます。
<コシ・ファン・トゥッテ>はあまり馴染みはありませんが、他の2曲は普段からよく聞いていますし、好きな曲でもあります。
まず、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番。映画『アマデウス』のエンディングにも出てきました。
でも第1楽章は、深刻で、暗雲がたちこめるような印象です。小林秀雄氏によれば、「美しい女のような顔で、何か恐ろしく不幸な感情が描かれている」そう。
ピアニストは、若く美しい「石井楓子」さんです。
画像はWEBから拝借しました(実物はもっといい)。
綺麗な横顔、華やかなドレス、まっすぐ伸びた背筋、しなやかな手で、滑らかに演奏をします。明るいパッセージでは笑顔で、力強いところでは深刻な顔で。
いいですね。
ピアニストのなかには、弾き終わるたびに、鍵盤から弾かれるようにオーバーアクションで手を引く方もいて、どうも私は鼻についてしまうのですが、それが一切ありません。指のみならず腕までも、自然な動きで魅せてくれます。
素直に、同じ曲をもう1回聞きたいと思いました。
そして、ベートーヴェンの交響曲第4番。
第3「英雄」と第5「運命」の間に挟まれて目立たない曲ですが、これも「傑作の森」に聳える大木。
作曲当時、彼は年上の未亡人に恋していたらしいですが、未来に希望をかけるような第2楽章は伸びやかで秀逸です。
そしてアンコールでは、モーツァルト:歌劇〈劇場支配人〉序曲も演奏されました。
今日のチケットは、これだけ演奏して、たったの1,500円です。コスパ最高
ですね。
県内での次回演奏は来年11月だそうですから、また聞いてみたいものです。
芸術館内のパイプオルガン
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- あけましておめでとうございます(2019.01.14)
- なかなか走れません(2018.09.20)
- 最近の観光から(2018.09.02)
- 引っ越ししました(2018.07.10)
- GWはDIY(2018.05.09)
「音楽」カテゴリの記事
- Within Temptation Faster(2016.03.14)
- ブラームスはお好き?(2014.12.02)
- ユジャ・ワン(2014.11.10)
- エレーヌ・グリモーのCD(2014.11.05)
- エレーヌ・グリモー(2014.11.01)
コメント
至福のひと時でしたね。
茨城交響楽団なら、演奏もまったく正統派ですし
何より、席が良いです・・いろんな意味で(▼-▼*) エヘ♪
「画像はWEBから拝借しました(実物はもっといい)。 」ホラホラヨダレが~(▼∀▼)
休日の昼間なんて、ほとんど無償提供ですね。
松本の「サイトウキネン」も次回からは名称を「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に変ります。
今年は十八番の「ベルリオーズ幻想交響曲」を小澤さんがタクトを取るので聴きたかったです。
個人的には「サイトウキネン」のオリジナルメンバーの時が最も感動が大きかったですよ。
一度はここ「水戸芸術館」で聴きたいですよ。
投稿: かもしか | 2014年9月 2日 (火) 00時02分
>かもしかさん
いやぁ、最高の2時間でした。可愛いねーちゃん、いや、綺麗なピアニストによる協奏曲はクラシックの華です。
席ですか? そりゃもちろん、どちらかと言えば近くて、でも遠くなく、音もよく聞こえピアニストも見える最高の位置で、最初から狙っていた位置です(笑)。
>「セイジ・オザワ松本フェスティバル」
そうでした。どこかのニュースで読んだ覚えが。
幻想交響曲も、いいですね。始めの15分間ぐらいが特に好きなところです。
福島のバイクイベントと1日違いであれば、最高のツーになりますね。
そんなうまいのがあれば是非是非。
投稿: いちご | 2014年9月 2日 (火) 22時17分