黒部峡谷トロッコ電車
家族とも、溺愛するにゃんことも離れて一人生活する私ですが、そんな私を思ってか、それとも暇なのか、6月のヨメに続いて9月末には長男がやってきました。
また能登半島で接待かと思っていたところ、トロッコ電車に乗りたいとな。なんでも5年ぐらい前の家族旅行で一度行って、また行きたいと思っていたそう。ちなみに私はそれには行ってません。にゃんこ
の世話係で留守番していました。
そして金曜日の昼、奴は新幹線に乗ってやってきました。が、オヤジは金土と仕事なので、それまで奴は、高岡市内・金沢市内・兼六園などを観光して、土曜日夜、寮にお泊り。
「寮に泊めていいの?」ってか? まぁ、いいでしょ。
翌朝、高速を飛ばして宇奈月駅に到着。天気は曇りでした。
行き先は、時間も考慮して鐘釣駅まで。車両は遊園地の電車のようでドアも窓もなく、足をまたいで乗り込みます。
この電車の経緯をWikiから抜粋すると、こうあります。
1926年(昭和2年)、日本電力(日電)が黒部川沿いの電源開発を目的として宇奈月駅・猫又駅間を開通させたのが始まりである。1937年(昭和12年)に、現在の終点の欅平駅まで開通した。当初は建設用の資材や作業員を輸送するための専用鉄道だったが、登山客や一般観光客からの乗車希望が絶えなかったので、便乗という形で乗車を認めることにした。乗客に発行した「便乗券」(乗車券)には、「生命の保証をしない」旨が書かれていた。
太字の部分が怖いですが、さすがに今はそんなことはありません。寒いですが、峡谷をグングン走っていきます。
天気は曇り。峡谷を走るだけあって、吹きさらしは寒いです。
中世ヨーロッパの城を模したという「新柳河原発電所」
「宇奈月発電所」
途中の駅
多くの乗客は、すれ違う電車やら駅員さんに盛んに手を振るのですが、男2人はそんなこともなく、身じろぎもせずぢっとしているのでした。
鐘釣駅
ここから、はるか下に見える黒部川に行きたいというので、長い階段を下りました。帰り道に恐怖を感じながら。
白く見えるのは湯気で、川を掘るとお湯が沸いてきます。案内の方からは、「水着を着て入れますよ」とのこと。なんでも以前来たときは、全裸のオヤジがいたそう(爆)。
写っているのは長男であって、イエティではありません。
この直後、「腹減った」と言ったので、写真の題は「若き飢えてるの悩み」
スローシャッター
手持ちでも撮れます
帰りの上りは案の定、長い階段のために脚がガクガク。もう来たくない。
鐘釣駅から見える、かそけき滝
終点の欅平駅まで行って、そこからさらに行けば、吉村昭が小説に書いた「高熱隧道」の現場近くにも行けるのですが、さすがに時間と根性がありません。
さてここからは、この日に見た橋をまとめてみました。
宇奈月温泉に行く途中にある鉄橋
トロッコ電車から見える、古いコンクリート橋
黒部川にかかる恐ろしい吊り橋。手すりがなくても渡るそうです。
かつてトロッコ電車が走った「山彦橋」と「新山彦橋」(新は手前に写っている一部)
帰りに寄った「新湊大橋」。ちょうど夕陽が沈む時刻で、いい雰囲気でした。
西側
東側
18時30分、新高岡駅まで送り、接待は無事に終了しました(笑)。
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コメント
ここでもカメラは活躍したでしょうね。
息子との二人旅、
まだ経験がありません。
投稿: 片田舎動物病院 | 2015年10月 5日 (月) 19時57分
奥さんに次いで息子さんの接待お疲れさまでした。
これで家族に真摯に単身赴任してると証明できましたね。
決してバイクで走るだけに単身赴任ではないことを。
でもほかにも単身赴任の理由があるのかは追求しません。
またタイミング合えばバイクで走りましょう。
投稿: かき | 2015年10月 5日 (月) 23時42分
>片田舎動物病院さん
一番上と、下から2枚目はiPhone撮影ですが、その他は50Dで撮ったものです。
コントラストや色合いを変えている写真もありますが(笑)。
>かきさん
はい、彼らがそう感じていればいいのですが。
>ほかにも単身赴任の理由
意味深ですが、何もありませんよ(笑)。
寒くなる前に、またご一緒しましょう。イメージは、立山方面+紅葉+蕎麦ですかね(笑)。
あるいは松本往復。でも日が短いので、帰り道に延々と続く漆黒の峠道が恐怖です。
投稿: いちご | 2015年10月 6日 (火) 00時08分
今晩は。
一人暮らしに奥様、息子さんと来られた事
なんやかんやと言いながら嬉しいもんだと思います。(笑)
私はいまだに息子と二人でよく出かけます。
共通のサッカーと言うものがある限りまだ続くのかな?と
思っています。車で出かけても私が運転の際は、後部座席で
ヘッドホンしてスマホを見てますが、一緒にいます。(笑)
もう、息子とそんなに話す事もないですが、なぜか落ち着く
自分がいます。その距離感が良いもんだと思っています。
一度ゆっくりオフ会でも!あっ、その前にバイクで!!
投稿: グランCB | 2015年10月 6日 (火) 19時59分
>グランCBさん
やはり、父と息子はあまり会話をしないものですね。
確かに距離感はありますが、暗黙の理解というべきものでしょうか。
なかなか時間が合いませんね。早くしないと雪が降ってしまいそう。
具体的には、松本あたりかな。
投稿: いちご | 2015年10月 7日 (水) 22時54分