能登一周ツーリング 千里浜の夕陽とグリーンフラッシュ

能登ツーの続きです。

以前、メルカリでモノを買ったと書きましたが、Canon EFレンズ EF75-300mm F4-5.6 という、あえて記事にすることもないような、お試しの、中古の、1諭吉さんもしない、安い望遠レンズでして、手ぶれ補正機能もありません。

なので、300ミリで撮ると盛大に手ぶれします。今回はそれを装着して行きました。

千里浜に着いたのは17時5分、日没まであと10分というベストなタイミングです。

雲はありましたが、水平線ははっきり見えているので、今日もだるま夕陽が見られるかもしれません。そんな期待をしながら手持ちでカメラを向けます。

写真の下1/3が真っ黒なのは海であって、PCやスマホの異常ではありませんので、念のため。

　

今まで、ここの夕陽は肉眼で難なく見られましたが、今日の太陽はまぶしくて直視できません。きっと空気が澄んでいるのでしょう。

　

海面にできる盛り上がりも、前回9月（この記事）と比べると今一です。

水がじゅわじゅわと音を立てて太陽が沈んでいきます。

　

あたりを見回すと、家族、カップル、ライダー、車で来た旅行者、地元の方、超望遠レンズを構えた夕陽ハンター、ここにいる誰もが海を見つめています。

　

途中をちょっと端折って

　

雲がいい感じです。

このあたりで、「ひょっとして『グリーンフラッシュ』が見られるかも」と思い始めました。太陽が没する寸前、一瞬緑色の閃光が輝くというやつです。詳しくはWikipediaのこちらを参照ください。

期待どおり、見えました。下の写真で、わずかに見える太陽の左右に緑の光が出現しています。

　

これでは分かりにくいので、7D2の最大画素数2020万画素で撮った上の写真をトリミングしたのが次です。

　

さらに沈むと、さらにはっきり見えてきます。

　

これもトリミング

　

太陽は、茜色の空に一筋のグリーンフラッシュを放ちながら消えていきました。肉眼でも分かるほどです。

極めて稀な現象なので、見た人は幸せになれるとか。まぁニャンコと別れているのを除けば、今の私は中ぐらい幸せです。

日没。

ちなみに、千里浜は走らず、暗くなる中、そのあとグランCBさんとしばし歓談しました。

顧みれば、寄りたい名所や観光地もありましたが、それら全部回って海岸線走っていたら、かなり時間がかかったに違いありません。ツーリングの最後に海に沈む夕陽が見られたということで、よしとしましょう（勝手に）。

時刻は19時。あとは寮と宿までの残り40kmほどを走るだけです。途中、外灯など全くない墨を流したような真っ暗闇の峠道では白装束（ジャージ）でジョギングをしている方が一人、バイクの目の前を横切るタヌキらしき動物1匹（ビビった）、対向車ゼロと、スリリングな1時間を走り、無事最後のコンビニに到着。

ここで最後のご挨拶をして、解散となりました。

グランCBさんからは、お土産もいただいてしまいました。ありがとうございます。

　

10日（月）昼には無事かえるの連絡も入り、9月の連休から延期していた能登一周（厳密にはそうではない）ツーは、無事終了しました。

走行距離：357km　燃費：21.0km/リットル

コースは左回り

　

P.S.　2年7ヶ月持っているバッテリーがそろそろ逝きそうです。