フリッチャイの第9交響曲
富山に来てほぼ6年、始めの3年は単身赴任、あとの3年は妻帯で年末年始に帰省していましたが、今回は見送りました。理由は言うまでもなく、コロナ感染防止です。
まぁ一人の帰省は気楽なもので、深夜の高速バスか車を運転して帰省していました。
しかし妻帯のときは大変で、猫もいたので、後部座席にケージに入れた猫を押し込み、餌と水とトイレを後部座席足元に置き、2時間おきに休憩してケージから出し、餌を食べさせ・・・。しかし揺れる車内やトンネルの騒音で猫はびっくりして、ほとんど食べませんでした。今から思えば大変なストレスを与えていたものだと思います。
今は猫もおらず、それより何より新型コロナウィルス感染が拡大しているので、帰省しないことにしました。
まったく暇な10連休となってしまったので、ネットでベートーヴェンの第9交響曲のCDを購入。
指揮は「フェレンツ・フリッチャイ」。カラヤンやバーンスタインと違って一般にはほとんど知られていませんが、実にいい演奏です。
第9と言えば、日本の年末の風物詩ですが、今年はことごとく中止。ベートーヴェン生誕250年という記念すべき年であるのに。
これで第9のCDは7,8枚目かな。ディープなクラシックファンからすれば大した枚数ではありません。
フリッチャイがこのCDを録音したのが1959年。その前後に白血病にかかっていることが分かり、1963年、48才の若さで逝去しました。彼が同時期に指揮したチャイコフスキーの悲愴交響曲は深い悲しみに満ちており、悲愴のベスト盤だと思います。
10連休では雪景色でも眺めながら、第9の深遠な世界に浸ることといたしましょう。
| 固定リンク
« 湯豆腐 | トップページ | 2020年ラストラン »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- テレビにおけるコロナ報道の馬鹿馬鹿しさ(2021.02.13)
- 電気毛布の楽しみ(2021.02.10)
- 大雪です(2021.01.09)
- 小説「ゼロの焦点」に描かれた北陸(2020.12.30)
コメント