私のバイク遍歴(62) 限定解除試験合格の裏話
大型二輪免許の限定解除試験に合格したとき(その話はこちら)、実は笑えない裏話があった。ブログにさわりを一度書いたことはあるが、もう全貌を明かしても問題なかろうと思うので、再び披瀝する。
話は25年以上前にさかのぼる。
合格発表後、他に1名いた合格者とはお互い話しかけることもなく、目も合わせず、適当な距離を取って、待合室にある四角く茶色いビニール製のソファに座っていた。免許証の裏に「自二車限定解除」というゴム印を押してもらうのを待っていたのだ。
彼は手続きを終えて颯爽と帰っていったが、私はなかなか呼ばれなかった。すると館内放送があった。
「大型自動二輪免許試験を受けたいちごさん、30番窓口へお越しください」
免許交付とは違う窓口である。何だろうと思って行ってみると、そこには、さきほどの試験官が、腕組みをして鬼のような形相で待っていたのである。
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